【反省】 2019年 阪神ジュベナイルステークス

仕事中だったが、

このレースはタブレットを借りてリアルタイムで観た。

そのあと、自分の携帯を取り出そうとして、

指から物が滑り落ちる現象を体験した。

ああ、俺ショックだったんだなぁ。。。とわかった。

こんなことなら日本じゃなくて香港のレースの

日本馬の複勝脳死で全部買ってたほうがマシだった。

疲れたよ、ママン。

 

 1着 レシステンシア(北村友)

刻んだラップは、12.2-10.5-11.0-11.8-12.0-11.2-11.5-12.5。

2歳の牝馬戦である。3コーナーですでに脱落馬が出るハイペース。戦前下馬評が高かったその他の有力馬たちが(リアアメリア除いて)食い下がろうと懸命に脚を伸ばしたが、レシステンシアは止まらなかった。2着馬につけた着差は5馬身、上がり最速。

これは上がり勝負にさせなかった北村友の頭脳プレーだ。スタートでタイミングが馬とズレやすい北村友が、ズレ(ロス)を少しでも少なくするには、逃げるつもりで一気に出ていくしかない。自分のウィークポイントをゼロにし、馬の能力を最大限に生かす騎乗、それが「逃げ」だった。

逃げるのはヤマカツかジェラペッシュと踏んでいた時点で、私の読みは敗北が確定していた。

 

2着 マルターズディオサ(田辺)

関東馬である。これまでなら、関西初遠征がG1の2歳牝馬は興奮して暴れたりゲートに入るのを嫌がったりしてゲート職員を手間取らせるのだが、今年の関東馬は出走5頭とも模範生だった。栗東留学せずとも平常心で走らせる国枝厩舎のノウハウが広まったのかもしれないが、マルターズディオサの場合は、同年齢の僚馬と一緒に輸送されることで落ち着きを維持できたのだろう。

私はこの馬、「関西初遠征がG1の2歳牝馬、鞍上田辺、直前調教がポリトラック」の3点で即消しした。初の右回り中山だった前走で、鞍上が武豊だったのも消しの補強材料になった。だって武豊と田辺とでは、馬制御の技術に天と地ほどの差があるだろうもん。

いやしかし、田辺にしては頑張った。予想外。まったくホントの予想外。

 

3着 クラヴァシュドール(藤岡佑)

確実なのはリアアメリアではなくこっちだった。馬の力を軽んじたわけじゃない。ただ前走の激闘疲れが2ヶ月では抜けないだろうと、そう思ったのである。調教でも、1週前は馬なりで終いをちょこっと追っただけ。当週の追い切りでは、時計的には前走よりはるかに良かったものの、同日の同じ栗東坂路で超抜時計を出したレシステンシアに敵う感じがしなかった。

レース後、藤岡佑は「現状、力及ばずという感じです」とコメントしたが、2000m以上戦なら仕掛けと馬場状態次第で逆転が可能ではないか。

 

4着 ウーマンズハートビュイック

左回りで起伏がゆるやかな新潟でしか走ってないのに買い目に入れたのは、人気だったからだ。「なぜ人気?」と思った時に、不人気で激走した昨年の菊花賞5着馬(グローリーヴェイズ。前走が新潟だった)が頭をよぎってヒモにした。決してビュイックを巧いとか信用したとかではない。むしろ新馬で乗った津村が今回もまたがってたほうが、あまり考えずに買ってたかもしれない。

 

5着 ヤマカツマーメイド武豊

1枠1番の武豊やん、武豊で未勝利を(微妙だけど)逃げ切り勝ちしてるやん、血統ロードカナロア×グラスワンダーで母系にはデピュティミニスターもいるでよ。……ヒモ買いしたのはただそれだけの理由。

上位馬たちとはやはり差があった。ここからどこまで行けるかは未知数。デビューから休みなしにすでに6走。掲示板に入ったことで関係者には欲が出そうだが、クラシック狙いをあきらめる馬たちが出始める4月頃まで休ませてはどうか。降級制度が無くなった今、気力の粘り以外に武器を持たない馬が細く長く賞金を咥えて帰ってくるにはそれしかない

 

6着 リアアメリ(川田)

断然の1番人気で惨敗したこの馬の敗因ははっきりしている。この馬は、10頭以下のスローなレースでしか競馬をしたことがない。そこで追いこんで勝ってきただけ。

……うん、そうなんだ。客観的にそうなんだ。でもね…でもね…

レース前には、その欠点から目を背けさせるほどの

軸で買いたくなる理由があったのさ!(悲痛)

まずは1週前調教。それから川田、ノーザンシルク。

CWコースで追われたリアアメリアは、無駄が多い走りなりに弾けて見えた。イケる、そう見せた。血統的には興奮しやすさと淡泊さが同居していて、どちらかといえば早熟かも。だから大きなところを取るにはここが目イチの「はず」。そして川田だ。川田がノーザンシルクの看板背負って、阪神の2歳G1で無様なレースをする「はずがない」。

思い込みである。刷り込みである。1番人気に支持されてたのも、カラ風呂に追い焚きだった。

ゲート入りでは落ち着いていた。ゲート出も悪くなかった。しかし最初のポジション取りでモヤっとした。

「川田、なんで他馬が一斉に前行くまで様子見てんねん、なんでそんな後ろから行ってんねん」

実況は直前まで小雨がパラついていたと言っていた。そんな馬場で後方二頭目からレースを進めるのが信じられなかった。

検討記事で、私は “勝てないとすれば、そして2着も外すとなれば、その要因は気性と仕掛けどころ” と書いた。が、気性や仕掛けどころ以前の問題で、川田の消極的なレースぶりがこの惨敗を招いたと感じる。

レース後、騎手も調教師も「調整過程も返し馬も抜群に良かったのですが、終始進まないまま、競馬が終わってしまいました。原因をここから探したいと思います」と、そろって同じことを言ってるが、おまえら二人羽織か。お神酒どっくりか。腹話術師とその人形か。川田はいい加減、中内田から離れろ。中内田も川田の将来考えるなら、少しはオトナとして距離を置け。

 

ものすごーく苦い2歳牝馬G1だった。

救いはアドマイヤマーズの香港マイル勝ち。

馬券は買ってなかったけどおめでとう。