2019年 大阪杯

アーモンドアイがドバイターフで勝利したらしい。

賞金は日本円にして3億9600万円。ノーザンは名誉より実利を獲るし、実利が伴う名誉ならさらに欲しがるし、この15年くらいの間に知り合った何人かのシルク会員は投資・投機での回収が大好きで競馬も投資・投機ゲームのひとつにすぎない人らだったし、金無しヒマ無しとしては遠い目で「良かったねぇ」しか言うことがない。

で、たぶん、アーモンドアイの生産牧場&馬主&外厩つながりで、現在3.5倍台の7番ブラストワンピース単勝オッズは、馬体重発表とパドックののちにグワンと上がり、投票締め切り直前にまた上がって2倍台に突入することだろう。

ブラストワンピースはいい馬である。競走能力はもちろん高いんだろうが、特筆したいのは「素直さ」である。ブラストワンピースの位置取りは、毎レース変わる。逃げや極端な後ろポツンの追い込みがないだけだ。これはおそらく鞍上池添の智略によるもので、コースと距離、相手関係で融通無碍に位置取りを決めていると思われる。その指示に従い応える素直さが、ブラストワンピースの最大の長所ではないかと思う。

ブラストの見解はここまでにして。

私の狙い穴馬だが、当初は8番サングレーザーにしようと思っていた古馬になり、久しぶりに距離を2000に伸ばした昨夏からの内容がいい(香港4着はしゃあない)。約3ヶ月の休養明け成績が(2.1.0.0)、母父デピュティミニスターも追い風だ。が、鞍上ミナリクと知って躊躇した。ミナリクは今日が初めての阪神ではなかったか。マーフィーなら同じ初でも一か八かで買える。しかしミナリク。ドイツ人だからイタリア人より寒風には強いだろうが、浅見師、外国人なら誰でもいいのか。

結論。このレースは、たぶん荒れない。3着まで単勝5番人気以内で決まる。もし6番人気以下で突っ込む馬がいるとしたら3番アルアインくらいだが、これも鞍上が問題。高松宮記念三連単配当をWIN5より高額にした立役者、北村友一である。危なっかしくて買いづらい。馬はいい、ヒトをなんとかしてくれ。

今日のG1は、自分の好きな馬を頭や軸にして買う、楽しみのためのレースになるだろう。私は6番キセキ頭を本線、2番福永ワグネリアン頭を保険とする。