2019年 桜花賞

アラレと雹とみぞれと雨の数日が過ぎた木曜日、春の陽気が戻ってきた。次の日にはGW並みの暑さ。温かさが続くのは悪くないが、一度収まったスギ花粉がまたひどく降ってきて、花粉症の私は頭痛と鼻水がひどい。黄砂のせいか急激な温暖化のせいか、子どもの頃より量が増えたか毒性を持ったと思える花粉、人間に近い哺乳類への影響はどうなんだろうか。そのうち馬の花粉症が発見されるような気がしてならない。

数日前には蕾のままだった桜が今日は満開。例年、桜ぼんぼりの時季には測ったように雨風が襲い、あっという間に花びらを散らしていく。空模様を見ると、今年もきっとそうなる。

桜と言えば競馬好きには桜花賞桜花賞と言えば私にはレジネッタが印象深い。新馬時の調教の良さと名前の可愛らしさで追っかけ馬券を買うようになった馬だが、出走するたび馬体重の増減が激しく、桜花賞当日はG1未勝利の小牧が騎乗するとあって結構な不人気だった。こちらもレジネッタに関しては応援と義理の惰性馬券になっていたから「5着くらいに入ってくれれば…」程度の気持ちだった。

そういや小牧の桜花賞勝利ジョッキーインタビュー、あれ You tube から消えてるようだ。あの涙とタオル、「吐くまで呑みます」発言は、おまけの単複豆券しかゲットできなかった私でも感動した。誰か再アップしてくれないだろうか。

 

さて今日の桜花賞

全18頭のうち、社台系は13頭出走、うちノーザン9頭。

ノーザン生産馬の中で、前走後にノーザン直轄の外厩に入って戻ったのが5頭。天栄組はグランアレグリアとフィリアプーラしがらき組はクロノジェネシス、アウィルアウェイ、ビーチサンバ阪神JFの覇者で唯一の4勝馬、ダノンファンタジーは今回栗東内で調整されている。

私はしがらき組の2頭、クロノジェネシスとビーチサンバを中心にするつもりだ。そこにダノンと天栄組のグラン、乗り替わり岩田のノーブルスコア、社台ファーム外厩(グリーンウッド)を使ってきたアクアミラビリスを少し。

調教の字面ではアクアミラビリスとダノンファンタジーが目につくが、アクアミラビリスはMデムーロがいつもの調子ですっ飛ばした勢い時計に感じるし、ダノンファンタジーは調教の全体時計は速くても、馬がかかっている感じがした。走りたくてたまらないというより、刑を執行するなら早くしてくれ、みたいな??

逆に、いい感じだったのはクロノジェネシス。落ち着いて安定したラップを踏んでいた。ビーチサンバは「しまいのみ」だったが、そこは厩舎と騎手の実績と信頼関係に賭ける。

予報では、今日の阪神地方の天気は午後から崩れやすくなるようだ。

湿り気を含んだ馬場が不得意じゃなくても、雨が体に当たるのがイヤな馬もいる。いつもなら興奮しすぎて制御が利かないのに、脚もとが滑って怖いからジョッキーの指示に素直に従うようになる馬もいる。

馬券のための予想だが、基本、どの馬も応援したい。