競馬

土日が休みじゃないのに競馬を続けている。

ただの惰性だ。気晴らしだ。

新聞や雑誌で馬の競走成績を見ていると、その日の失敗や恥をかいたことなど、もろもろの嫌なこと、もう忘れたいことなどが吹き飛んでいく。

ネットで馬柱を追うのは年齢的に目が疲れてダメだ。

だから紙媒体で馬の姿を追う。

 

今日はシゲルトウガラシが競走を中止したらしい。

シゲルトウガラシはキンシャサの子で、母父フレンチデピュティ。血統書に嘘が無ければリボーのクロスつき(8代内)の相当の良血である。

しかしレースを嫌がっていつも出遅れ、勝ち馬から2秒以上遅れて入線するのが常だ。

平地未勝利のまま来てしまったので、今日は彼の障害戦デビューの日だった。

それが途中で競走中止

もしかしてデビュー前に深刻な骨折か腱の損傷を経験して、その痛みの記憶が強すぎるか、まだ完治してないかで走るのを嫌がっているのではないかと思う。

こういう見方をするのも、たとえデビュー後にどれだけひどい負け方をし続け「駄馬」と罵られようと、デビュー前の若駒を調べていて「いい」と感じた馬を信じたいからだ(結局それは自分の目や方法論を信じたいだけの話なのだが)。

現状、シゲルトウガラシは地方競馬でも生きていけそうにない。

人間並みに、根本原因を探して息の長い治療を続けるなんてことは、人間以外には望むべくもないことなのだ。